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【速報中】MISIAさん、開会式で国歌斉唱 足元は五輪カラー



開会式が始まり、花火が打ち上がった=2021年7月23日、国立競技場、内田光撮影


東京オリンピック(五輪)の開会式が23日午後8時から、東京・国立競技場で無観客で始まりました。コロナ禍の中で開催されるスポーツの祭典、人々の受け止め方は――。各地の表情と開会式の様子を詳報します。

20:40

難民選手団が登場 シリア南スーダンなど29選手

ギリシャに続いて全体の2番目に登場したのが、難民選手団だ。

 初めて結成された2016年リオデジャネイロ五輪に続き、今回も国際オリンピック委員会(IOC)が立ち上げた。前回の4カ国10人から増え、今大会にはアフガニスタン南スーダンシリア、イランなど11カ国出身の29選手が参加する。陸上や水泳、柔道、バドミントンなど12競技に出場する。

 旗手を務めたのは、競泳選手のユスラ・マルディニ(23)だ。内戦下のシリアから2015年夏にドイツに逃れ、リオ五輪にも出場し、ドイツ・ハンブルクで練習を続け、この日を目指してきた。

新型コロナウイルスが収束しないまま開かれる今大会の開催意義について、マルディニはこう持論を述べていた。

 「世界中の人々が一つになり、希望の象徴になると思う。1年前は想像できなかった。実現してくれた日本に私たちは心から感謝している。感謝の形の一つとして、大会ではコロナ対策のルールを守ることを徹底していきたい」

20:38

ドラクエテーマ曲などにあわせ選手入場

 午後8時38分。ドラゴンクエストファイナルファンタジーなど日本で有名なゲームのテーマ曲に合わせて、選手入場が始まった。先頭は五輪発祥国ギリシャの選手団、2番目に難民選手団が続き、その後は国名の50音順に入場。漫画の吹き出しをモチーフにしたプラカードが掲げられた。

20:20

「中止!」 場外からデモ隊の声

 無観客で行われている開会式では歓声があがらない。その分、国立競技場外のデモ隊の声が記者席に届く。「なにが平和の祭典だ」「オリンピック中止!」との声に、海外のメディアも外に出て「なんと叫んでいるのか?」と日本の記者に確認していた。


東京五輪の開会式が行われる中、国立競技場周辺でデモ隊が抗議の声を上げた=2021年7月23日午後7時24分、瀬戸口翼撮影


20:18

MISIAさんが国歌斉唱

 午後8時18分、歌手のMISIAさんが国歌を斉唱した。衣装は白を基調としたドレス。足元に五輪カラーをあしらった。全国から選抜された38人の自衛官が、国歌に合わせて国旗を掲揚した。


歌手のMISIAさんが国歌を歌い、国旗が掲揚された=2021年7月23日午後8時18分、国立競技場、惠原弘太郎撮影


20:00

看護師のボクサー・津端ありささん登場

 開会式のセレモニーに、看護師で、ボクシング女子ミドル級の津端ありささん(28)が登場。アスリートが暗闇の中でトレーニングする姿を演じ、試合ができない悔しさや再スタートする様子などを表現した。


開会式に出演した津端ありささん=2021年7月23日午後、国立競技場、諫山卓弥撮影


 津端さんは、3年前にダイエット目的で始めたボクシングで頭角を現し、日本代表に選ばれた。

 今年6月に行われる予定だったオリンピック(五輪)世界最終予選を目指して練習を重ねたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大会が中止に。東京五輪出場はかなわなかった。

 看護師としては、五輪開催に伴って医療従事者の負担が増えることに不安を感じた。一方で、五輪に出場する日本代表の同僚には勝ち取った大舞台で輝いてほしいという願いもあったという。

医療従事者であり、アスリートでもある。様々な葛藤を抱えつつ、津端さんは開会式の舞台に立った。


開会式に出席した天皇陛下とIOCのトーマス・バッハ会長(左)=2021年7月23日午後8時13分、国立競技場、林敏行撮影


20:00

開会式始まる

 午後8時、東京・国立競技場で無観客での開会式が始まった。2013年に五輪開催が決まった瞬間から8年間のアスリートの映像などとともにカウントダウン。カウントが「0」になった瞬間、694発の花火が打ち上がった。


東京五輪の開会式が始まり、国立競技場から花火が上がった=2021年7月23日午後8時5分、加藤諒撮影


19:00

開会式まで1時間弱「いよいよという気持ち」

 午後7時。JR東京駅前に設置された開会式までの残り時間を示す電光掲示板の前には、スマートフォン一眼レフカメラを構えた人たちが詰めかけていた。表示が「0日0時間59分59秒」に変わると、あたりにシャッター音が鳴り響いた。

 帰宅途中に立ち寄った江戸川区の会社員女性(53)は「トラブルは色々あったが、今はスポーツを純粋に楽しみたい」。昼間には国立競技場からブルーインパルスも見たといい、「いよいよという気持ち」と興奮した様子だった。「コロナで暗い雰囲気だからこそ、五輪で明るくしてほしい」


開会式までの残り時間を示す電光掲示板の表示が「0日0時間59分59秒」に変わった=2021年7月23日午後7時0分、東京都千代田区丸の内1丁目、小瀬康太郎撮影


開会式の選手団入場は50音順で

東京五輪の開会式は午後8時から始まり、同11時半に終了する予定。開会式での選手団入場は、アルファベット順ではなく50音順で実施される。ただし、先頭は五輪発祥国のギリシャで、2番目は難民選手団。最終盤は、今後の五輪開催国として米国(2028年ロサンゼルス)、フランス(24年パリ)と続き、最後に日本が登場する。

 日本選手団の旗手は、バスケットボール男子の八村塁(23)と、レスリング女子の須崎優衣(22)の両選手が務める。

17:00

SNS世論、ブルーインパルスが一石

 これまで五輪開催に消極的な内容の投稿が多かったツイッターだが、23日には都内を飛行したブルーインパルス一色に染まり、ポジティブな内容が増えていた。

 SNS分析ツール「ブランドウォッチ」で、「オリンピック」を含むツイートを調べると、ブランドウォッチが独自の指標でネガティブと推定されるものは、22日は37%で、ポジティブは23%。ネガティブなツイートの割合が最も多かったのは、東京都を対象に4回目の緊急事態宣言の発出が決まった翌日の8日で、「医療崩壊目前にしてオリンピックやらんだろ」「マジでオリンピックやるの?」などのツイートが拡散され、ネガティブが全体の60%を占め、ポジティブは13%だった。

 一方、23日は午後5時までにつぶやかれた57万4千件のうち、ポジティブな内容と推定されるものが28%、ネガティブと推定されるものが29%と拮抗(きっこう)していた。

 23日午後5時時点で、最も多くのツイッター利用者の目に触れたポジティブなツイートは、ブルーインパルス東京タワーを一緒に撮影した写真だった。ネガティブなツイートは「日本政府の幹部にはオリンピックに過大な思い入れがあった。しょせんスポーツイベントだとドライに捉えていれば、より合理的に意思決定をし、今回のような惨状は避けられただろう」とする内容だった。


「オリンピック」を含むツイートの感情の変化


17:00

若者「五輪するの不安」 東京の感染者、1359人

 午後5時。多くの人が行き交う東京・渋谷のスクランブル交差点にある大型ビジョンに、東京都新型コロナの感染者数が1359人であることを伝えるニュースが映し出された。

 都内の大学に通う男性学生は「感染が拡大する中で、五輪をするのは不安。感染が拡大して、対面授業が減ったり、サークルができなくなったりするのが嫌です」と話した。

 ハチ公前で待ち合わせをしていた会社員女性(24)は「テレビも家になく、あまり五輪には関心がない。いつの間にか感染者数が増えて、バーなどが閉まるのは苦痛です」と述べた。


渋谷・スクランブル交差点前のビジョンに、東京都の感染者数のニュースが映される=2021年7月23日午後5時17分、渋谷区


15:00

人だかりの撮影スポット「ギャップ感じた」

 午後3時。国立競技場に向か…

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